2016年11月5日土曜日

プログラミングについて | 教育用プログラミング言語

先日、文部科学省は2020年より

小学校でプログラミング教育を必修化する見通しであると発表しました。

今回は子どもに習わせたいことランキングの上位にも入ってきた

プログラミングについてのお話です。

コード


プログラミングについて



今や私たちの周りはITやデジタル機器など、

プログラミングによって動いているものにあふれかえっています。

そのプログラミングを出来るようになれば、

物事を論理的に考えたり、

解決したりすることができるのではないかと期待して、

お子さんに習わせたいと考えられる方が多いようです。

クルーM3の最寄り駅にも小学生対象のプログラミング教室の広告が打たれています。

以前まではシニア向けパソコン教室だったと思うのですが、

時代の流れなのか最近変わりました…。

プログラミング教室ではどのようなことをしているのでしょうか? 

調べてみると、

教育用プログラミング言語を用いる場合と一般的なプログラミング言語を使う場合に

分けられることが多いようです。

まずは、教育用プログラミング言語についてご紹介します。


教育用プログラミング言語


Minecraftというゲームをご存知でしょうか?

2009年にスウェーデンのゲーム開発会社Mojang ABがPC版で発表して以来、

XboxやPS3・WiiUなどさまざまな機体に移植されている箱庭(サンドボックス)ゲームのことで、

通称「マイクラ」。

このゲームの世界を構成しているのは立方体のブロックです。

このブロックを自由に組み替えたり創造・破壊したりと工夫することで

生活を豊かにしていきます。

普通のゲームのように設定された終着点はないため、

各プレイヤーが目標を決めることになります。

馬と海

このMinecraftでプログラミングを学べるようにしたものが「Minecraft Hour of Code」です。

 アメリカのマイクロソフト社より配信されています。

到達地点に向けて

    「前に進む」

    「動作を○○回繰り返す」

    「実行する」

などの命令を駆使して条件をクリアしていきます。

各命令がエディター上でボタンになっているので

それをマウスで動かすだけの操作のためタイピングになれていなくても

プログラミングができるようになっています。

また、教育機関用として「Minecraft:Education Edition」も発売されました。

逆説的ですが、このような商品が発売されているということは、

プログラミングは既に学校教育の内容として考えられているだということがわかります。

日本でも文部科学省が

「プログラミン(http://www.mext.go.jp/programin/)」

というプログラミング体験ツールを公開しています。

こちらもほぼドラッグで操作が可能です。

   「ヒダリン(左に移動)」

   「ウエーン(上に移動)」

   「ミギクルリン(右に回転)」

といった操作ごとのキャラクター

「プログラミン」を操作対象の吹き出しにドラッグすることによって

プログラミング体験をすることができます。

ヒダリンウエーンミギクルリン


移動の速さ等も「○秒に□」といった形で指定でき、

簡単なタイピングが出来れば細かい設定ができます。

自分の書いた絵が動かせ、公開出来るというのも魅力の一つです。

プログラミングというと難しいイメージですが、

可愛いキャラクターや簡単な操作で基礎的なことは身に付けられそうです。

プログラミングを習わせたい理由としてあげられるのが、

「論理的な思考を身につけて欲しい」

「問題を解決する力を得て欲しい」なので上記のもので楽しく鍛えられそうですね。

ところで、学校でプログラミングの授業をするにあたり、ある問題が浮上してきます。

一体、誰が教えるのでしょうか?


先生

一体、誰が教えるの?


技術(情報)の先生が教科としては一番近そうですが、

実はプログラミングを教職課程で学んでいる人が他にもいます。

数学の先生です。

先ほど挙げたように論理的な思考・問題解決のためにプログラミングを学んでいるのですね。

私が実際に受けた内容は簡単なHTMLでHP作りをすることと、

C言語の関数で規則的に画像を表示することでした。


そのため、HTMLはプログラミング言語と思っていたのですが、

今回の記事を書くにあたり調べた結果、マークアップ言語であることが判明しました。


プログラミング言語は動的、マークアップ言語は静的だといわれています。

HTMLはHPには欠かせないものですが、文字列や画像をどう表示して見せるか、

どう構成されているのかを表しているだけなのでプログラミング言語とは呼べないのですね…。


プログラミングは日に日に進化しているため、

どれがよく使われているのか、

どう分類すれば良いのかに明確な答えはありません。


例えば「Javaは主にC言語の良いところを使っているため便利だ」と言われたり、

この間まで 「デザイン系はJavaScrip」と言われていたのが「今はエンジニアにも必要」とされたり、

「Pythonが簡潔で美しい」とされたり、「しかし実行速度がC言語に劣る」など様々です。


今のプログラミングはC言語を標にしているとは言えるかもしれませんが、

用途にあったものを使うというのが現状の様です。


目的に合わせて使い分ける点はプログラミング言語もコラボと同じですね。

会議や商談、趣味の集まりはコワーキングスペースで。

静かなところで集中したいときは一般席。

使い方は色々。

受付時にお渡しするファイルを持っていただければ室内の移動は自由です。

1時間以内の外出ならファイルの中に入っている一時退出カードをお見せくださるだけでOK。

あなたの使いやすいよう、過ごしやすいようにコラボをご利用ください。

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